自動車を廃車にするには?廃車Q&A
「廃車しよう…!」
そう思っても、初めての場合は「具体的にどうしたらいいの?」「何から手を付ければいいの?」と、わからなくて困ってしまいませんか?
この記事では、「自動車を廃車したい」人のために、廃車する方法をご紹介します。 「そもそも『廃車』って何?」「どこでするの?」「いくらかかるの?」など、廃車に関するギモンにお答えしていきます。自動車を廃車にするにはどうしたらいいのか?ガイドします!
この記事では、ローンが残った車の処分で悩んでいる人のために、できるだけわかりやすくお話ししていきます。これを読んで、ぜひ1円でも高く車を売ってください1
Q 「廃車」とは?
「廃車」とは、正式には「抹消登録」という手続きのことです。
例えば、次のような場合に廃車をします。
- 車が故障して動かなくなった
- 車を長期間使わない
- 新しい車に買い替える
- 10万キロ以上走って、古くて傷も多い
廃車(=抹消登録)の手続きは、車の所有者の現住所(自動車を使ってる本拠地)を管轄する運輸支局で行います。
廃車は3種類ある
廃車=抹消登録は、3種類に分かれています。
永久抹消登録
車を解体済み。車が存在しない。
一時抹消登録
車の使用を一時的に中止する。車はあるけど、使えない。
輸出抹消仮登録
車を海外に輸出する場合。※車を輸出する際の手続きですので、本記事では扱いません。
これだけではわかりにくいので、それぞれについて、ご説明します。
永久抹消とは?
永久抹消は、解体業者が解体済みなので、車も存在しません。その車に乗ることも、公道を走ることもできなくなります。永久抹消登録は、「解体証明書」が必要です。
永久抹消するのは、例えばこんな時
- 事故を起こして車が壊れた。修理費用も高いので、もう乗らない。
- 10万キロ以上乗っていて、故障も多く、ボロボロ。
永久抹消のメリット
- 税金がかからず、戻ってくる(自動車税、重量税)
- 維持費がかからない(駐車場代など)
永久抹消のデメリット
- 自分で手続きすると、手間も費用もかかるし面倒
一時抹消とは?
一時抹消は、解体はせず、ナンバーを外した状態です。車自体は存在するので、再登録(車両登録&再車検)すれば、また公道を走ることができます。
一時抹消するのは、例えばこんな時
- 長期の海外出張などの間、車は使わないが保管しておきたい。
- 車を他人に譲る。
- 車を私道だけで使う(工場の敷地内など)
一時抹消のメリット
- 税金がかからない
- 再登録すればまた乗れる
一時抹消のデメリット
- 維持費がかかる(駐車場代など)
- 重量税が戻ってこない
Q どこで廃車するの?
自分でする場合と、業者に依頼する場合で異なります。
自分で廃車する場合
以下の場所に行く(連絡する)必要があります。
- 市町村などの役所
- 引き取り業者、解体業者
- 陸運局
廃車手続きを行うには、印鑑証明書などの書類が必要です。そのため、まず廃車手続きに必要な書類を手に入れるために、役所にいきます。永久抹消登録する場合は、その後、解体業者に連絡して車を引取って解体してもらいます。車の解体が終わり、解体証明書が手に入った後、陸運局に行き、廃車手続きを行います。
ディーラーに依頼する場合
ディーラーに行き、「廃車したい」と伝えます。 付き合いが長かったり、担当者と親しい場合は、無料でしてくれる可能性もあります。 多くの場合は、手数料をとられることが多いです。
基本的には、ディーラーや中古車販売業者は、中古車として価値がある車を下取りします。廃車にする車は、基本的には中古車として価値が低いと判断されるので、ディーラーや車販売業者にとっては、とくにメリットはありません。そのため、廃車の対応はお店や客との関係性によって様々です。
料金の目安は、0円〜50,000円です。
行政書士など代行業者に依頼する場合
様々な契約書や、行政に関連する書類を作成してくれる行政書士。廃車手続きも代行してくれます。ただし、基本的には書類の手続きに限定されます。車の解体や、業者への車の引き渡しなどは、サービスの対象外のことが多いです。
料金の目安は、5,000円〜20,000円です。
廃車買取業者に依頼する場合
廃車する車を買い取ってくれる業者があります。廃車買取業者は、車の部品やパーツを、リサイクルして活用しています。鉄やアルミなどの金属素材としても販売しています。つまり、廃車買取業者にとって、廃車になる車は立派な商品なのです。
なかでも、自社で解体工場を持っている業者は、余分な中間マージンなどを取らないので、廃車手続きを無料で代行してくれます。
Q いつ廃車するの?
廃車手続きは、自分(車の所有者)の好きな時にできます。ただし、多くの人が悩むのが、廃車にするタイミングです。
例えば、以下のような車は廃車するタイミングだと言えます。
- ・車の修理費用が高い(車の市場価値よりも高い)
- ・10年以上経つ、古い年式の車
- ・10万キロ以上走った、走行距離の多い車
- ・修理する時、部品が手に入らない(もしくは高い)古い型の車
- ・修復歴(車の骨格部分が壊れた)のある車
また、月末は避けて、月内20日くらいまでにするのが良いです。理由は、税金です。年度の途中で廃車にすると、残りの月数分の(支払い済みの)税金を返してもらうことができます。自動車税・自動車重量税は月単位でかかる税金です。月末に廃車をしても、解体→抹消登録をするまでには数日かかります。もし次の月に手続完了になったら、その1月分余計に税金がかかってしまい、戻ってくる税金が少なくなります。
自動車税は毎年4月に1年間の支払い義務が生じます。そのため、4月1日前の3月は廃車需要のピークになります。
重量税は車検時に、車検の有効期間分(初年度3年、以降2年)をまとめて納付します。重量税は、一時抹消登録の場合は還付されません。
Q 廃車にするのに、いくらかかるの?
自動車を廃車にするには、「車の引き取り費用」「車の解体費用」など、数万円単位で費用がかかります。
解体費用
0〜20,000円
解体工場から車がある場所までの距離、車種によって異なります。自分で持ち込む場合は無料です。
書類の代金
数百円
陸運局で購入する書類の費用です
リサイクル料金
6,000~18,000円
※平成17年2月以降に車を購入または車検していれば、支払い済みです。
Q 廃車に必要な書類って?
Q どの廃車方法が一番いいの?
自分で廃車するには、費用も手間もかかります。ディーラーや代行業者に頼めば、手間は少なくなりますが、費用はかかります。
もし、手間も費用もかけたくない場合は、みんなの廃車工場に頼むのがおすすめです。
廃車手続きの面倒なところを全部引き受けてくれて、しかも高値で買い取ってくれる廃車工場です。事故車・故障車・水没車・10万キロ以上の過走行車、10年以上前の古い年式の車も買取りOK。自社の廃車工場で、古い車や故障した車でも、きちんと部品ベースで査定してくれます。廃車手続きや車の引き取りは無料なので、正直すごくラクちんです。
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