【車の相続】亡くなった家族の車を、ラクに高く売る
「親や家族が亡くなってしまった。車の処分、どうしよう?」
もしあなたがこんな風に悩んでいるのなら、ぜひこの記事をご一読ください。
自分が持っている車の処分なら、まだやりやすいですよね。でも、所有者が自分ではないと、手続きの方法がわからなくて困ってしまうと思います。
相続の手続きはどうすればいいのか?
必要な書類は?
乗らないけど、売ることはできるのか?
ここでは、「亡くなった家族の車を、カンタンに、トラブルなく処分するには? 少しでも高く売るにはどうしたらいいのか?」をご説明していきます。
難しそう、面倒くさそうな手続きですが、これを読んでいただければ大丈夫です。
少しでも簡単に、お得に処分するために、最短ルートで解決しましょう!
相続手続きは、書類を揃えれば8割が終わり
車の所有者が亡くなってしまった場合、まずは相続の手続きが必要です。相続手続きとはつまり、車の所有者の名義を変更することです。そのためには、必要な書類を揃えることが大切。この最初の一歩を乗り越えれば、車の処分は8割終わったも同然です。
相続手続きの必要書類
遺産分割協議書
相続権を持つ全員の押印・印鑑証明が必要
車検証に記載されている、「自動車登録番号(ナンバー)」「車体番号」の記入も必要です
戸籍謄本
亡くなった所有者と親族関係・法定相続人であることを証明するために必要
・被相続人(亡くなった所有者)の出生から死亡までの戸籍
・相続人全員の現在の戸籍
※市役所・区役所で請求できる
除籍謄本
戸籍謄本では所有者の死亡が確認できない時に必要。本来は、在籍している人が誰もいない戸籍のこと。
相続手続きの必要書類が揃ったら、以下の「名義変更に必要な書類」を揃えて、名義変更と廃車の手続きを行います。
※必要な書類は、状況によって異なります。
※以下の書類は、陸運局で用意。
申請書(OCRシート)
手数料納付書(登録印紙500円貼付)
自動車税申告書
相続した車を、他人に譲渡したい場合
この場合は、名義変更が2回、必要になります。
例えば、Aさんの父親が亡くなって、Aさんの友だちが車の所有者になる場合。まずは亡くなった父親から、法定相続人(の代表者)に名義が移ります。
その後に、法定相続人(の代表者)から、Aさんの友人に名義が移る、という流れになります。このような2回続く名義変更を「ダブル移転」とも言います。
この手続きは、かなり複雑なので、専門業者に依頼するのをオススメします。
相続放棄する場合
相続放棄を選んだ場合は、車を処分したり、廃車することもできなくなります。
ただし、価値の無いと考えられる自動車(動かない、故障している、など)の場合は、処分する余地がある、とする考え方もあります。司法書士などと相談の上、処分する必要があります。
軽自動車の場合
相続の書類は必要なし。名義変更だけ済ませれば廃車できます。
所有者がディーラー・自動車販売会社・クレジット会社だった場合
ローンを組んでいる(いた)車は、車の所有権がディーラー・自動車販売会社・クレジット会社になっていることがあります。
この場合は、以下の書類を揃えます。
・戸籍謄本など所有者の死亡を証明する書類
・印鑑証明や戸籍謄本など、亡くなった所有者の法定相続人であることの証明書類
その後、ディーラー・自動車販売会社・クレジット会社に連絡をします。指示に従い、必要書類を送れば、名義変更に必要な書類一式を送ってくれます。
ただし、ローンが残っている場合などは、書類の発行が難しい場合があります。その場合は、ローンを返済すれば書類は送付してもらえます。ローン残額が高額な時など、返済が難しい場合は、相続放棄の選択肢も考えられます。相続放棄すると、所有権を持っている会社の側で車の売却手続きがなされ、ローンの支払に充てられます。放棄した本人は、手をつけられない状態になります。
ワンポイント・アドバイス【簡単に名義変更できる場合】
故人が所有者の車の価値が低い場合は、名義変更が簡単にできる場合があります。具体的には、「車両の価額が100万円以下」のケースです。この時は、「遺産分割協議書」ではなく、「遺産分割協議成立申立書」という書類を使います。その他には、新しく車の名義人になる相続人(相続代表者)の書類だけを用意すればOKなので、手続きがグッとラクになります。
必要書類
・相続人(相続代表者)の印鑑証明書
・相続人(相続代表者)の委任状
※ちなみに「価額」とは、車両の価格です。店頭価格なのか、中古車雑誌に載っている価格なのか、買取業者に提示された価格なのか? と疑問になりますよね。
この「価額」を決める上で最適なのは、査定価格です。
以上、さまざまなケースでの、相続手続きを紹介しました。この後は、売却するか、廃車にするか、乗り続けるかによって、やるべきことが変わってきます。
相続した車を、少しでも高く売りたい場合は?
相続手続きが完了したら、車の所有者は、故人から相続人に変更されています。所有者の名義変更が完了したということです。あとは新しい所有者の自由です。
売るのもよし、廃車にするのもよし、乗り続けるのもよし。
もし、あなたが、車には乗らず、「処分したい」「売りたい」と考えているのであれば、損をしない方法をとることが大切です。
故人が残された車が、年式の古い車だったり、キズがあったりしたら、「処分したい」と考える人が多いのではないでしょうか。
ディーラーや中古車販売業者では、処分費用がかかる!?
車を処分したいと考えた時、多くの人がディーラーや中古車屋さんに依頼しています。でもこれは、じつはかなり損な方法です。
ディーラーや中古車屋さんは、車を中古車として「下取り」するのが本来の目的です。そのため、新しい車を買わないのであれば、「査定0円」になる可能性も高いのです。「処分するのには3万円かかりますね」など、数万円の処分費用を請求されることもあります。
「引取料金」「解体(スクラップ)料金」「廃車手続き代行費用」などが請求されて、処分するのにお金がかかってしまいます。
車をリサイクル資源として買い取ってもらうと、すごくお得でラク
処分費用にはお金がかかってしまう…。
では、「売る」「買い取ってもらう」ことはできないのでしょうか?
やり方さえ間違えなければ、相続した車をお得に売る方法は、あります。
それは、「車の部品を、リサイクル・リユースする資源として買い取ってくれる」業者に依頼することです。
彼らはエンジンやボンネット等、車をパーツごとに分解します。そして、パーツを海外に輸出したり、「鉄」「レアメタル」などの金属素材として売ったりして利益を出しています。なので、古い車や故障した車でも、値段をつけて買い取ってくれるのです。
ただ、廃車買取業者を選ぶ際にも、注意が必要です。最後は廃車工場で解体する必要があるので、自社の廃車工場を持っていない業者に頼むと、買取金額が高くなる可能性が高いです。
工場を持っていない業者は、結局廃車工場を持っているところに解体を頼むので、その分の中間マージンが発生して、買取金額が減ってしまうのです。。
「みんなの廃車工場」は、全国のたくさんの拠点で、毎日廃車買取と解体をしている廃車工場です。リサイクル実績は10万件以上なので、安心できますよね。
また「引取料金」「解体(スクラップ)料金」「廃車手続き代行費用」を、 全部無料で引き受けてくれます。
手続きは全部おまかせで、高い価値が付く可能性も高いので、廃車買取りの依頼をしてみてください。
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